[2006.11.17] 株主様からのお手紙について
個人株主様から次のようなお手紙をいただきましたので、当社の返信とあわせてご紹介させて頂きます。
拝啓
貴社の株主になってかれこれ3年半になりますが、いつも成長を楽しみにしています。
ところが最近、株価の動きが思わしくありません。上がることは殆どなく、下がり続けています。だからといって貴社に対する期待があり、売る気もありませんが、なにか株価に関してコメントがあるかと『IR担当者の独り言』いつも拝見しますが、このところずっと書かれておりません。
こういう時にこそ、IR担当者から株主に対してコメントを頂くと売りたい人も耐えられるのではないかと思いますが・・・。
発行株数が少ないので、少しの株数でも操作しやすいと思いますので、意図的に下げたい向きがあるのかもしれませんが(過去に何度も感じました)、貴社の株価に対するコメントを『IR担当者の独り言』欄か、あるいは広報の手段でぜひともお聞かせ頂きたく存じます。
お忙しいことと思いますが、よろしくお願い申し上げます。
今後とも貴社の発展を心から願って居ります。
敬具
当社からの返信
お手紙拝見いたしました。
10月6日に「業績修正に関するお知らせ」を、10月18日には「中間決算発表」を行いましたが、その後ご指摘の通り株価の動きが思わしくありません。株価は市場の需給によって決まるものであり、当社として株価に対するコメントを申し上げる立場にありませんが…。確かに中間の予算に対し利益が約5%程度未達になりましたが、前年同期間比では約20%増益であり、これまでの当社ビジネスモデルが変わったとか、当社にとってダメージとなる構造的変化があったとか、競争相手にシェアを奪われたとかは全くありません。
参考までに前々回の当コーナーでの中間決算コメントを、再度下記に記載いたしますのでご覧いただければと思います。
当社としては業績推進はもとより、投資家・株主の皆様に喜んでいただけるようIRも精一杯努力しておりますので、長い目で見守っていただき、更なるご支援をお願いいたします。
ありがとうございました。
<ご参考>
売上は、貴金属価格の高騰(金が前年比約50%上昇、パラジウムが前年比約80%上昇)と貴金属化合物の販売数量の増加で当初予算を大幅に上回りました。
利益については、経常利益ベースで前年比約20%増加しましたが、当初予算に対し約5%未達となりました。セグメント別で見ると、プリント基板・半導体搭載基板向けで前年比9%増加したものの予算比では8%未達だったことが挙げられます。
この要因として、携帯電話等の調整が考えられます。特に韓国地域での調整が目立っております。韓国ユーザー向けが予算に対し約20%未達となりました。全体の未達分のおよそ半分が韓国向けです。
しかしながら、韓国携帯の状況は、当社調査では6月がボトムでそれ以降徐々に回復基調とのことであり、年末に向け増加が期待できそうです。
また、Windows Vista登場に向けて、DRAM向けパッケージのリードフレーム・タイプ(金めっきは殆ど使われない)からBGAタイプ(金めっきを使用、当社の得意分野です)への移行がさらに進み、パッケージ数の増加、メモリモジュール数の増加(1枚→2枚へ)等も期待できそうです。
さらに、PS3、Wii等のゲーム機の新登場で金めっきの増加も期待できそうです。
こうした要因に加え、年末商戦、アジアの旧正月商戦等の季節要因等を勘案し、下期は上期より好転するとの見通しを持っております。