[2007.03.28] 中期3カ年計画の考え方
現在、中期3カ年計画とその初年度計画である来期予算について策定中です。
詳しい内容について現在公表する段階ではなく、また今期末決算を控えて沈黙期間(サイレント・ピリオド)であることも踏まえ、差し障りのない範囲で、策定にあたっての基本的な考え方・認識等について、IR担当者としての独り言として聞いていただければ、と思います。
まず第1に、当社の目標はエレクトロニクス業界に特徴あるめっき薬品を供給し、世界市場で高く評価されるファインケミカル企業に成長することであります。
マスケミカルはエンジニアリング(工学)を基礎にコスト・売上高を競う20世紀型の化学産業ですが、ファインケミカルはケミストリ(化学)を基礎に高機能・高収益を競う21世紀型の化学産業と言えます。
医薬品開発に代表されるファインケミカルは、日本が必ずしも特異な分野ではありません。ただし、エレクトロニクス向けファインケミカルは日本の得意分野であります。
第2に、ファインケミカルの最も重要な資産は、資金やプラント能力ではなく、開発力とマーケッティング力であると考えています。資産は“人材”です。
第3は、技術部門、営業部門とも、競争相手は貴金属めっき薬品業界だけでなく卑金属めっき薬品業界も含むという点です。
技術の基本方針は、貴金属めっきのタイムリーな改良によるシェアの維持拡大、また貴金属/卑金属にこだわらず業界として技術的に未完成なテーマを厳選して推進していくことです。
営業の基本方針は、海外市場に重点を置いた戦略です。
第4に、景気動向、業界動向の波とは別に新製品実用化推進(シェア獲得、粗利向上)、ハイエンド製品のデファクトスタンダード化、新規アプリケーションへの参入、中国大陸企業への既存製品の拡販を図ることです。
第5に、J−SOX法対応、環境対策、ISO活動の推進などが挙げられます。
…こんな調子で、中期的な活動を考えております。来週からは新入社員を迎えて、技術部門・品質管理部門について一層の増強を図ります。新年度も引き続き、よろしくお願いいたします。