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まず人材の採用と配属ですが、当社はまず技術部門に配属させ当社の製品知識を勉強してもらっています。この経験は将来、技術部門だけではなく、営業部門、製造部門、管理部門で働くためにも有効です。MBO以降優秀な新卒を採用することが出来、現在では全社員の2/3が技術部門の経験者になりました。技術系経験者はこの間、技術部以外にも異動し、営業部の拡販活動や技術サービス活動、購買部の原材料コストダウン活動などのキーパーソンとして活躍するようになっております。
各部門の成果としては、まず技術部門ですが、2006-2009年の最大の成果は、新規化合物の探索――>量産合成――>環境テスト――>既存化合物登録――>新製品への導入――>市場評価――>顧客認定というファインケミカル製品としての代表的なR&Dプロセスを経てBAR7が上市され、コネクター業界で大好評を博したということです。この経験は化学物質の環境問題にも配慮しながら、新製品を能率よく開発・上市して行く為に大いに役立つものと期待しております。
営業部門につきましては、技術部門の経験者を営業技術部に抜擢する体制に変わりはありません。エレクトロニクス業界のニーズを素早くキャッチし、これを新製品上市に結び付け、かつデファクトスタンダードとするという従来の戦略も継続して行きます。2006-2009年中期計画では、貴金属めっき薬品の市場は国内から次第に東南アジアに移って行くという見方をしておりましたが、ほぼ予想通りになり、これに伴い中国の深川と台湾の台北に駐在員事務所を設置し、30歳付近の若い駐在員を派遣しました。成長する東南アジア業界のニーズ把握、新製品の拡販の為に活躍してくれるものと期待しております。
管理部門につきましては、内部統制システムの本格稼働が2009年から始まりました。 技術部からQC(品質管理)責任者を購買部に抜擢する異動により、当社の購入原材料のコストダウンを達成できたのも2009年度の成果です。今後とも少数精鋭を人事政策のモットーにフラットで機動性のある管理組織と内部統制システムとの両立をはかっていきたいと思います。各自の専門性を高めつつローテーションにより業務スパンの拡大を目指して参ります。
製造部門については、外注を有効に使うことにより少数精鋭を維持する方針は従来通り維持して行きます。新規化合物・貴金属化合物などはNDA(秘密保持契約)の下で外注合成を行って行きます。当社で行う製造業務はフォーミュレーション(混合)だけにすることにより、製造固定費を削減して行きます。 |